OpenZIM について
OpenZIM ファイル形式は、複数のWebページや付随する画像データを、整理・圧 縮して1ファイルにまとめる。主に Wikipedia 等の MediaWiki の記事をアー カイブするために開発されている。[fn:: Wikipedia 財団が公認している。]
OpenZIM の内部構造 は、LZMA2で圧縮された多数のデータの集合体である。日 本語版Wikipediaの全記事(2011年現在)を画像込みで 7GByte、英語版 Wikipediaを画像なしで 12GByte 程度に圧縮できる。様々な言語のWikipeida 全 記事をアーカイブした OpenZIMファイルがKiwixサイトにて配布されている。
ZimLibのインストール
Lookup の ndzim エージェントは、zimlib に付属するzimdump/zimsearch ツー ルでOpenZIMファイルの検索とデータのダンプを行い、w3mで整形する。
zimlib のコンパイルには lzma ライブラリが別途必要。MacPorts等でlzmaラ イブラリをインストールする場合は、CPPFLAGSやLDFLAGS環境変数を適切に設 定する。
% git clone https://gerrit.wikimedia.org/r/p/openzim.git % cd cd openzim/zimlib % ./autogen.sh % ./configure % make % sudo make install
Lookup の設定
Lookup で OpenZIMを使うためには、 $HOME/.emacs.d/lookup/init.el
に、
ZIMファイルを入れたディレクトリを検索エージェントとして設定する。
(setq lookup-search-agents
'(...
(ndzim "/path/to/dir")
))
上記のように設定すると、検索エージェントは /path/to/dir
ディレクトリ
内にある、拡張子が .zim
のファイルを見つける。
あとは他のエージェントと同様、 M-x lookup-restart
にて、無事に辞書選
択バッファに辞書が表示されたら、単語で検索して動作を確認。
検索サンプル
Footnotes:
Wikipedia 財団が公認している。